わだちの軌跡(6)

6.まとめ①存在意義

わだちの存在意義は以下の通りである。
①障害のある人たち自身が社会性を身に付け、自分を成長させる場所。
②障害のない人たちと対等に付き合える力を養える。
③運営や給与査定まで自分たちでやっている。
この愛知では、古くはわっぱの会、最近は久遠チョコレート・ココトモファームが「共に働く」「障害のある人たちでも最低賃金を」と意気込んでやっているところはあるものの。身体障害のある人たちが能力を発揮して多くの仲間と働いて「年金と工賃で生活しよう」という風にやってきているのは全国広しといえども「わだち」だけだと思う。
障害のある人たちで「運動」といえば「介助保障」「まちづくり」「教育」「権利保障」などを指し、「働く」ということは切り離しがち。しかし、障害のある人たちが能力を発揮して働き、社会に貢献する取り組みをやっているのも「立派な運動」と感じている。

つづく

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