火. 4月 23rd, 2024
こいつうごくぞ

前回に記述したとおり、bluetoothのケイデンスセンサーも、おもちゃのような足こぎフィットネスマシンも、VRゴーグルも用意できました。

VRゴーグルは、以前にスマホのVRゴーグルでお散歩の光景を見て「ああ、一昔前には自分もこんな目線で世界を見ていたんだなぁ」と感動して、勢いで買ってしまったものです。買ってから「さてどうしたものか」と途方にくれたのですが。

ものの動画にはフィットネスバイクのペダル(クランク)にケイデンスセンサーを取り付ければ準備完了と言っています。ただし、動画でのフィットネスバイクはジムにあるような半分自転車みたいなモノ。でも回転部分にセンサーを取り付けているので、ワタクシのペダル部分しかない「なんちゃってフィットネスバイク」でも理論上は問題ないはず、と思いながらケイデンスセンサーを取り付け、VRアプリを起動しました。

たちあげる

「ディバイスを発見し接続するためにペダルをこげ。」と言っています。そう言われたのでペダルを動かすと「接続に成功しました。」と言われました。ここまでは問題なく来ることができました。

次にコースを選ぶみたいです。特に何でもいいので、一番前にある「VRFS: Shimanami Kaido – Japan」を選ぶことにしました。しまなみ海道を自宅にいながら通ることができると思うとテンションが上がります。

しまなみ海道
しまなみ海道の車道にお邪魔する

Google Street Viewを利用している映像はそれなりにきれいです。VRの中でのワタクシはサイクリングジャージを着て、立派なロードレーサーにまたがっているのですが、実際にはVRゴーグルをつけたおっさんが「なんちゃってフィットネスバイク」をこいでいる、おそらく超絶シュールな光景があるはずです。ワタクシは見えていないので全く気になりませんが…。

いよいよワタクシは恐る恐るペダルを動かしてみました。しかし、VRの中のワタクシは微動だにしません。「やっぱりうまくいかないか…ウン千円の投資は失敗だったかな。」と思った数秒後、なんとVRの中のワタクシは自転車をこぎ始め、自転車が前に進んでいるではありませんか。

「こいつ、動くぞ。」

ワタクシはガンダムのコックピットに初めて乗り込んだアムロのような言葉をつぶやきました。これでVRの中でサイクリングできそうです。前述の通りコースの映像はGoogle Street Viewを利用しています。360度のものとはいえ2次元の画像を無理やり3次元の映像にしているので、そこかしこに時空のはざまというかおかしなところがあり、鉄柱が不自然にグニャリとまがったり、「これはいったいどういう状態なの?」と中央分離帯の上を平気で走ったりしています。それに、異次元にとばされてワープすることもあるのですが、そこらへんはあきらめましょう。(研究?によると、どうもGoogle Street Viewが用意されてない場所に来ると異次元にとばされるみたいです。)人生あきらめが重要です。

鉄柱ぐにゃり
鉄柱が曲がってユリ・ゲラーもびっくり
中央分離帯
どこ走っているの?

とりあえずコースに選んだ「VRFS: Shimanami Kaido – Japan」は約80キロメートルと長いので、最初の橋を渡ったところでやめました。他のコースも試してみたくなったからです。おそらく、世界中にコースが用意されているはずです。

By guchico

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