Guns N’ Roses@横浜 K-アリーナ
Guns N’ Rosesと言えば、昔から東京でしかライブをしませんでした。大体は東京ドーム2公演などでした。まあ、ワタクシが東京ドーム公演に行ったときには高校生でした。当時は名古屋にも大阪にも福岡にもドームはなかったので、ビンボーな高校生が東京まで行くという大冒険をしました。
ところが、今回は日本では横浜公演1回だけでした。ということは、全国からおじさんメタラー(?)やおばさんロッカー(!?)が集まって来るというお話になりますが、90年代初頭にガンズさんを見ていたということはワタクシと同世代ということなので、その次世代が参戦してきても不自然ではないということですね。
「昔、アクセル・ローズというかっこいい人がいてね」という暗示を親に掛けられているかもしれない若者がいるかもしれません。ま、ワタクシはアクセルよりもギルビー・クラークの方が好きだったんですケド。ギルビーは今回のツアーには参加していませんが、(これから先に参加する可能性も限りなく0に近いのですが)30年以上の時を経て、再びお姿を拝見できて嬉しい限りです。
会場であるK-アリーナはチョイ昔にMotley CrueとDef Leppardのライブがあったところで、音楽専用のアリーナです。キャパは20,000人。おそらく平均年齢は少々お高め。チケット代はかなりお高め。(近頃、話題になっている物価高のせいか?)
開場時間が近づくと、日本全国の元キッズがK-アリーナ周辺に集まってきました。(おそらく)

前回と同じように、車いす席はすり鉢状のアリーナを一望でき、ステージ全体を見渡せる様な真正面にあります。特にステージに近づこうという野望も持っていないのでモニターがあれば遠いところから見た方がうれしい限りです。今回も同じような場所に通されて今や遅しと開演を待っていました。

するとボヤっとしていた(うたた寝をしていたかもしれません)ワタクシのもとにコンサートスタッフがやってきました。悪いことをしていた記憶もないし、行儀が悪いといちゃもんを言われるのか(そんなことはないと思うが)と身構えていたら、「こちらのスペースが空いておりますので移動しませんか?」とオファーしてきました。よく見ると、横のブロックにいたはずの車いすユーザーがどういう訳だかいなくなっています。

中央によるといっても、ほんの2・3メートルだけなので、そんなに変わらないよと思いながらも、先方が良かれと思って言ってきたことにはお言葉に甘えるのが信条のワタクシはそそくさと移動しました。
そうしていると、開演時間の18:00になりました。でも、何も始まりません。おっ、昔(30年以上前)のアクセルみたいに数時間出てこないのかぁ、この世には変わらないものがありますねぇ、なんて思っていると、30分後くらいに出てきました。アクセルも大人になったものです(と言っても還暦を過ぎていますけど)。

それから約3時間、みっちりとやっていただきました。若いころの方が短かったけど、チケット代が約4倍になっているのだから、コンサートも6時間(!)くらいないとおかしいですよねぇ。