仮想空間でサイクリングする“vzfit”、本日も自転車で世界を旅します。

VRゴーグルを装着して、アプリを起動してコースを選択します。

「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」（かわいくねぇ）とおススメのコースから選ぼうとします。

「Peace For Ukraine」というコースがありました。VRでの映像はGoogle Street Viewを利用しています。北のプーさんが発狂して壊しまくった（はちみつがきれたのかなぁ）平和な時のウクライナの領土を旅します。とはいっても走るのはほんの一部ですけど。それはそうです、どんなに頑張ってペダルを回しても20分で10ｋｍ進むのが精一杯です。それ以上早く行こうとすると、超高速でペダルを回し続ける必要があるため、脚かマシンかどちらかが壊れます。20分で10ｋｍ進むということは時速30ｋｍです。

ウクライナは広くて平らですね。時速30ｋｍではほんの少ししか進めません。起伏もほとんどないです。（とはいっても、登り坂でもペダルは重くならないし、下り坂でもペダルを止めるとVRの中のワタクシは動きも止まりますが）在りし日のキーウの街はきれいですよね。ここをプーさんが壊してまわった（別にプーさんが暴れまわったわけではないですが）って考えるとやるせないですよね。ウクライナが善者かどうかは判断できませんが、今のところプーさんは善者ではありませんね。

画面の中で右から走行時間数、走行距離などが表示されています。消費カロリー（？）も出ていますが、vzcalという聞いたことがない単位です。キロカロリーなら聞いたことがあるのですが。一番左はパワーメーターになるのですが、これに関しては単位すらありません。何ワットとかなっていたら分かりやすいのですが、ケイデンスセンサーで回転しか感知しないからサイクリングマシンの負荷が考慮されていないので、パワーメーターとして仕事量は出せないですよね。

コース上にはマリ〇カートみたいにコインが落ちています。コインが落ちている場所を通ると、コインを拾うことができます。コインを集めると、コスチュームを変えることができます。結構たまったのでここはコスチュームを変えることにしました。しかし、選ぶとなるとこれがどれもグッとくるものがないので、悩んでいました。一昔前のSaxo BankかLeopardのようなサイクリングジャージにしようかと思いましたが、シンプルに黄色のパンツにしました。これで上半身は水色、下半身は黄色の見た目になりました。ウクライナカラーです。

コースでの風景はGoogle Street Viewを利用しています。ということは、Street ViewがありさえすればGoogle Mapでコースを自作することができます。そうすれば、家にいながら世界中を旅することができますし、一人ツール・ド・フランスも可能です。（サイクリングロードレースのコースなんて250kmぐらいなので何時間かかるかわかりませんが）

最初のコースは日本にしたいと思います。ちょっと親しみがわきます。コースを考えるのも結構大変です。Google Mapでスタート地点とゴール地点を設定し、Google Street Viewが用意されているのを確認して（ルートがStreet Viewでつながっている。もし途中でなくなっていた場合は遠回りでもStreet Viewが用意されているルートを選び、極力異次元へ飛ばされることはないようにします。）、コースを考えます。おそらくワタクシの人生史上最も真剣に地図を見ています。

四国88か所巡礼の旅に出ましょう。ちょうどコースみたいになっています。巡礼してウクライナの平和とプーさんが正気に戻ること（今のところ、何か大事なものが欠落しているプー太郎ですな。）、ワタクシの煩悩が退散することを祈りましょう。かといって行くだけで、（実際には行きすらもしませんが）お参りはしませんけど…。「なんちゃってお遍路さん」です。ま、ゴリヤクはないかもしれませんが、バチは当たらんでしょう。