Night Ranger@グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)
初来日は1983年。それから42年、その時18歳の若者だったとしてももう還暦。80年代は遠い昔ですね。
ワタクシはそこまで年を召していませんが、(田舎の小学生がNight Rangerなんぞ知っていたら、学校や地域で浮きまくっていたのではないでしょうか)気づいたらNight Rangerはなくなっていました。まあ今からしたら1988年から1996年の8年間、解散していたなんて、ちょっと出かけていた程度の不在でしかありません。
そんな80年代の明るいロックの申し子(?)、ジャック・ブレイズももう70歳越え、おじさんというかおばあさんのような外見です。いよいよ最後の来日(?)、フェアウェルツアーということで、長年の忠誠心を見せに“さよならツアー”に参加してきました。 最後の(?)ツアーを見届けたいと思いましたが、名古屋は当然のようにスルーされました。というわけで、大阪出張してきました。

会場はグランキューブ大阪でした。大阪府立国際会議場のメインホールです。遠い昔に行った記憶はありますが、もう憶えていません。

一応5階がメインホールの入口です。でも車いす利用の人は別エレベータの前で待て、というものだから、そこで待っていると、なんかおねぇさんが来ました。でその人について行って、(女の人をつけて行ったみたいな言い方ですな)6階に上がりました。6階は一般人のはいれないスペースです。そして、てっきり2階席に行くのかなぁと思っていたら、着いたのは1階席。おそらくチケットの場所が1階席なので1階の車いすスペースに行ったのですねぇ。

1階席の車いすスペースはちょうど真ん中あたり(Bブロック?の辺り)にあります。でも、そこに行くのに、バックヤードみたいなところを通り、秘密の通路を通り、関係者以外立ち入り禁止の通路から入場しました。

ブロックの最前列にあたりますので、ある程度の視界は確保できます。いくらおじさんバンドとは言え、観客は元キッズです。ライブが始まると、立ち上がって盛り上がります。周りが立ち上がると、壁がそそり立っているようです。ちょっとでも見やすくなるように車いすスペースに木の箱馬みたいな台が置いてありました。

あまりの状況に唖然としていました。ココで大丈夫ですか、って訊かれましたが、大丈夫なわけがないでしょう。台は通路から一段上がっています。普通に段差です。一度上がったら、気分が悪かろうが、頭が痛かろうが、お腹が痛かろうが移動できません。しかもライブが始まったら、暗くて足元が見えず、板がどこまであるかもわからないので、怖くて動けません。普通に後ろに人がいるので、その人が飛んだり跳ねたりすると、板が揺れます=ワタクシが揺れます。
ライブが始まってしばらくしましたが、ワタクシの前列と前々列は人がいません。おそらく売っていないのでしょう。最初、台を見たときには唖然としましたが、高台が作られ、前にも人がいないという非常に見やすい公演でした。

そういえば昔、京セラドームにGUNS N’ ROSESを見に行った時もインテックス大阪にLOUD PARKを見に行った時にも台が作られていました。大阪では高台を作るのがスタンダードなのでしょうか。