2025年3月28日 Winger@名古屋ReNY limited

会場へは自力では移動ができませんので、おにいさんかおじさんかおねえさんかおばさんか分かりませんがコンサートスタッフに声をかけることになります。
秘密の通路があるそうです。エレベーターで地下2階に行きます。地下2階はフロアガイドでも行けないことになっていますが、ライブハウスの裏側(?)に出ます。普段いけないってところに、秘密っぽい感じがしません?スタッフの人が謎の言葉をつぶやくと(?)、扉が開きます。

扉の向こう側には秘密の通路が広がっています。ドアの向こうには滑り台かと思うような登り坂が(スロープとは思えない)…。あまりの事態にカメラを構えることもできませんでした。単身移動はどう考えても無理です。
滑り台を逆走する形で登った先に細かくスロープがあります。ReNY limitedのWEBサイトを見ていただくと分かりますが、客席は段々があります。中段は20cm↑、後段は60cm↑、通路(というかロビー部分)には同じような高低差があり、それをスロープ(というか機材ケースの移動のために置いた段差解消用ブロック)で解消(というか無理矢理何とか)していました。
車いすスペースはステージの真横、辛うじて前になります。ただ端っこなので向こうの方とか後ろの方はよく見えません。ジョンさん(ギター)とポールさん(キーボード・ギター)は向こう側にいます。ロッドさん(ドラムス)は後ろにいるから存在を確認できません。音はするから、存在を感じることはできます。まあ、キップさんとレブさんを見ることができれば、チケット代の80%は元を取ったようなものなので、よろしいでしょう。

どこでもそうなのですが、どこかに入ったら出てこなくてはいけません。行きは絶望的な登り坂だったのですが、帰りは恐怖感マックスの下り坂です。
これで最後というと悲しい限りです。デビューアルバムの「seventeen」の曲に登場した17歳の女の子は1971年生まれということになりますが、その(架空の)女の子が還暦(!)になるまではバンドを続けてほしかったし、キップさんの手掛けるオペラプロジェクトが一段落したら、バンドが復活してほしい気もするのですが、何年かごとに世界一周旅行に行くような生活、キツイのも分かる気がします。還暦過ぎのおじさんがやることではありません。
