ジネンカフェVOL.137
多様性の時代に生命(いのち)はなぜ優劣を求められる?〜私たちの内なる優生思想を越えて〜 私たちは平成19年から障がいのある人もない人も交ざりあい、お互いを理解しながら助けあって生きてゆける社会をめざし、多様なる人々が集まって対話をするサロン活動をしてきました。それは「こころの縁側」を育んでゆく取り組みでもありました。ひとは社会的な生き物であり、社会生活を送る中で一番大切にし、尊重しなければならないものは他者の生命であり、その尊厳です。しかしながら時としてひとは他者の生命に優劣をつけ、そこに線引きをして弾圧・迫害したり、生きるに値しない生命などないのに関わらず殺傷してきました。そうした優生思想の亡霊ともいうべき考え方は、多様性の時代といわれる現代にあっても私たちの内にも大なり小なり影を落としているのではないでしょうか? 自分と他者とを比べて優越感に駆られたり、劣等感に苛まれたり…。また、出生前診断等の結果、生命の線引きが行われてしまう事態も起きています。このような優生思想の亡霊を越えて、ひとが本当に自分らしく生きてゆくには、どのような対応をすればよいのでしょうか? 優生思想の本質や歴史について専門家のお話を伺った後に、参加者のみなさんと一緒に考えるワークショップを展開して行きます。 1.. 日時:令和2年2月23日(日)13:00〜16:00 2. 会場:名古屋市総合社会福祉会館7F大会議室 3. ゲスト:河口尚子氏(立命館大学生存学研究所客員研究員) 4. 内容: 13:00 はじめの言葉 13:05 河口尚子氏講演会 14:30 休憩 14:40 ワークショップ 16:00 終わりの言葉 5. 参加費:1,000円 6. 定員:70名 7. 主催:特定非営利活動法人まちの縁側育くみ隊 8. 共催:特定非営利活動法人くれよんBOX 9. 後援:愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、 愛知県社会福祉協議会、名古屋市社会福祉協議会、中日新聞社、中日新聞社会事業団 河口尚子氏プロフィール 立命館大学生存学研究所客員研究員。社会福祉士。精神障害者社会復帰施設、民間病院、作業所等に勤務後、スウェーデン・イギリスに留学。2006年リーズ大学大学院障害学(Disability Studies)専攻修了。訳書に『障害学にもとづくソーシャルワーク:障害の社会モデル』(2010年,金剛出版)。専門は障害学・社会福祉学。現在は、障害/女性のどちらの分野からも中心課題とされず後まわしにされがちな障害のある女性のかかえる課題/生きづらさや、戦後1996年まで存在した優生保護法の下での強制不妊手術の問題に取り組んでいる。 お問い合わせ/お申し込み先 TEL:052-733-5955(くれよんBOX) E-MAIL:jinencafe@yahoo.co,jp(NPO法人まちの縁側育くみ隊・大久保)
お申し込みはお早めに!
まだ定員に達していませんので、当日参加も可能です。よろしくお願いします。
|
- Joyful Note -
- Antispam Version -